フェルトで花のコサージュをつくる作り方をご紹介します。
フェルトは、「安っぽい」「子供っぽい」イメージがあるかもしれませんが、卒園式や卒業式にも使えるくらい見栄えのいいコサージュが作れるんですよ。
フェルトの優しい雰囲気が、子供のかわいらしさを一段と引き立ててくれますし、色味を工夫するだけで、ママ用や先生用にもなっちゃいます。
幼稚園や保育園の卒園式・入園式や、小学校の卒業式・入学式にもピッタリなフェルトの花コサージュは、簡単に手作りできます。
作り方をわかりやすく解説しましたので、ぜひフェルトの花コサージュを作ってみてくださいね。
フェルトの花コサージュ|作り方は簡単♪材料もすぐそろう!
皆さんも一度は手にした事がある、手軽で便利なフェルト。
小学校の家庭科の授業でシート状のフェルトで何か作った方も多いのではないでしょうか?今回は、そんなお手軽で便利なフェルトでお花のコサージュを作っていきます。さっそく材料をご紹介しますね。
材料
- フェルト(花・葉用)
- ※ブローチピン
- ※座金(スカシパーツ)
- ※ビーズ
※マークの材料はお好きな物で代用していただいても大丈夫です。
今回はスカシパーツの平型と少し立体的になっている物を各1個、8mmのビーズを用意しました。
平型のスカシパーツはコサージュの台として使用します。
ここにフェルトの花とブローチピンを付けます。台とブローチピンが一体となっている金具もありますので、その金具を使用するとより簡単に出来ますよ。
[道具]
- ボンド(多用途用の金属OKのもの)
- はさみ(布用)
- テグス
- 糸
※花の色と合わせると目立たないですが、違う色でも隠れるので大丈夫です。 - 針
- クリップ
フェルトのコサージュの作り方|型紙つきで解説
1.型紙を用意します。下の画像をプリントして、花と葉の型紙を切り取ります。(ご自由にコピーしてお使いください)
2.切り取った型紙を使用して、フェルトを切ります。花2枚・葉大1枚・葉小2枚です。
3.花の型紙の赤い線をお手本に並縫いします。山の頂上、谷、頂上、谷・・・・と針を刺して縫い進めます。
4.こんな感じに縫いましょう。縫い始めは玉結びで留めますが、縫い終わりはそのまま糸をだしておきます。
※画像のようにちょっと歪んでても大丈夫なので、ざっくり縫ってください。
5.ギュッと糸を引っ張ってみてください。お花の形になってきますよ。
6.縫い始めの玉結びの所に針を通します。
7.針を通し、そのままギュッと糸を引っ張ると花の形になります。
8.赤色のフェルトが花の形になったら、糸を緩めずに玉結びをして固定します。
※糸は切らずに次の工程へ。
9.先ほど玉結びをした所から5mm横に針を通します。縫い始めと縫い終わりのフェルトの端をくっつけるように縫います。
10.次に針を8の工程で玉結びした所に戻します。これでフェルトの端2枚が固定されました。
11.玉結びをして糸を切ります。
12.形を整えお花にします。もう1つも同じようにしてお花を作ります。
13.花の中心部分を作っていきます。ビーズにテグス(30cmほど)を通して結びます。
14.花の中心には立体的な座金パーツを使用します。その座金にビーズを取り付けます。テグスを座金に通してビーズにボンドを付けて、座金の裏でテグスを結びます。
15.座金の中心にビーズが付きました。
16.この座金とビーズを、フェルトの花の中心に取り付けます。テグスを花の中心に通します。
17.座金の裏側にボンドを付け花に接着します。花の裏側から出たテグスを引き、クリップで固定しボンドが固まるまで置きます。
18.これでようやく花に見えてきました。
19.ボンドが固まったら、2つ目の花を取り付けます。先ほどと同じようにテグスを花の中心に通します。
20.1つ目の花の裏側にボンドを付け、テグスを引いて接着します。クリップで固定し接着するまで待ちます。
21.これでフェルトで作ったお花が完成しました。
22.次に緑色のフェルトで葉を作ります。葉の根元にボンドを少しだけ付け二つ折りにし、クリップで挟んで接着します。
23.他の葉も同じようにして作ります。
24.貼り付けしやすいように葉の形を整えます。先ほど接着した部分を横に倒し、葉から出た部分はカットしておきます。
25.画像のような少し立体的な葉になります。他の葉も同じように作ります。
26.いよいよコサージュの組立に入ります。
台になるパーツ(座金)に貼り付けていきましょう。
葉の裏側にボンドを付け、台に接着します。※あらかじめ葉と花の配置は決めておきます。
27.接着するまで重しを乗せておきます。重しは接着面が動かなければいいので、底が平らなフェルトに反発されない重さの物にします。
葉の位置はお好みでOKです。お花が中央にくるのでバランスよく配置しましょう。
28.お花を付けます。テグスを中央に通し、何回か座金の隙間に通して結んで固定出来るようにしておきます。
※まだテグスは結びません。
29.テグスを緩め、花の裏側にボンドを付けます。ゆっくりテグスを引き、花の位置を確認してテグスを結んでしっかり固定します。
ボンドが固まるまで待ちます。
30.最後にブローチ金具をボンドで接着します。先ほどテグスを結んだ所にもボンドを付けて補強します。
※ブローチ金具は真ん中では無く、上の方に付けると装着した時に下を向きにくくなりますよ。
31.ボンドが固まったら完成です。
フェルトのコサージュは卒園式や卒業式にもOK♪
ブラウスに付けてみるとこんな感じです。
今回はシンプルに一輪だったので目立ち過ぎず、ちょうど良いアクセントになりますね。
リボンやレースでコサージュの土台を作り、そこにフェルトのお花を飾っても可愛く仕上がりそうですね。フェルトだけよりも色々な素材と組み合わせた方が見た目にも変化があって個性がでますよ。
フェルトの花コサージュの作り方まとめ
フェルトは安価でお手軽なのでちょっと子供っぽいイメージもあるのですが、こんな風にコサージュにするとしっかりアクセサリーになってくれます。
今回は光る素材の金属パーツやビーズを使用したので、ジュエリー感もほんの少しだけプラスされてますね。フェルトを切って、少し縫って、あとはボンドとテグスで仕上げていくだけなのでとても簡単です。
子供と一緒でも楽しく作れるので、卒園式や入学式では、親子でお揃いコサージュなんてお洒落もできますよ。
コサージュの他にもヘアアクセサリーやネックレスにも応用できます。このフェルトのお花の作り方、ぜひ活用してくださいね。